DIY

デリカD5ブレーキパッド交換&フルード交換

このブログではサラリーマンが趣味や家の補修を行ったことを記録するブログです。DIYを通じながら勉強と実践を繰り返し、自分のやりたい事で豊かな生活を送る事が出来ればいいなと思っています。学びになる事や、皆様の生活にも少し役に立ったり参考になることがあれば幸いです。

新車で購入してから約7年、デリカ D5も走行距離は100,000キロを突破しました。そろそろブレーキパッドもすり減ってきたので交換していきます。数年に1度やるかやらないかの作業なので、特殊工具を使わず手持ちの工具でおこないました。

後半でブレーキフルードも交換したので合わせて紹介します。

ブレーキフルード交換はこちらから

ホイールナットを緩める

車体を上げる前に、ホイールナットを外しやすいように緩めておきます。ジャッキアップした後では車体が安定せず、力を入れにくいためです。ナットは半周ほど緩めておけばオッケーです。

ジャッキアップ

フロアジャッキ、またはパンタジャッキで車体を持ち上げます。この時車体が前後方向に動かないように設置しているタイヤに輪留めをしておきます。

車載工具にもパンタジャッキが付属していますが、本来は作業に使うものではありません。市販品の工具とは違いあくまで緊急用です、安全に使用するためにも、ジャッキは別に用意しましょう。

ホイール取り外し

ナットを全て外し、ホイールを取り外します。外したホイールは、車の車体下ジャッキの横に入れておきます。ジャッキが外れてしまったときの保険の為です。

 

キャリパー取り外し

キャリパーの下側のボルト外します。14mmのソケットレンチがあれば、見えにくい場所も力を入れやすいです。上側のボルトも外す場合はキャリパーが落下しないようにインシュロックで吊っておきます。

 

ブレーキパッド取り外し

パッドを横にスライドさせ外します、外したパッドは手前と奥で違うので確認しておいて下さい。外したパッドには金属プレートが2枚はめてあります、ブレーキパッドの残量が少なくなったときに、金属音出して残量が少ないですよと、教えてくれるものです。よく音が鳴るのはこのプレートのおかげです。

プレートはきれいに洗浄して再利用します。社外品で金属プレートが取り付けできないものもあるかもしれません。私は金属プレートも同じように取り付けました。

金属プレートはラジオペンチでひねるとはずしやすいです。

 

ブレーキパッド取り付け

金属プレートにグリスを塗りブレーキパッドに取り付けます。ブレーキパッドは手前側奥側と違いがあるので間違えないように金属プレートを取り付けます。

 

キャリパーピストン戻し

フロントキャリパーはウォーターポンププライヤー等で力を入れて押し戻します。キャリパーに傷を付けないようにウエスやビニールテープなどをプライヤーに巻いてから作業します。

この時押し戻されたブレーキフルードがリザーバタンクから溢れ出てないように注意してください。

リアキャリパーはピストンを専用工具で時計回りに回して戻します。専用工具がないのでラジオペンチで代用しました。口を開いて、段差に引っ掛け、すかされない様に押す方向に力を入れながら回しました。結構な力が入るので休み休み行い何とか引っ込めることができました。

キャリパー取り付け

ピストンが十分に戻っていることを確認し、キャリパーを止めて行きます。取り付けボルトにもグリスを塗って締め込むようにします。

ホイール取り付け

ボディーの下に置いてあったホイールを取り付け、ホイールナットで軽く締め付けます。ジャッキを下げてからホイールナットの本締めを行います。

 

走行テスト

走る前にリザーバタンクのブレーキフルードの残量を確認します。もし減っているようなら補充しておいてください。

エンジンをかけてブレーキペダルを踏んでみて、ペダルの反発力があるか確認してください。もしペダルが奥まで踏み切れる時はブレーキパッドが正しく取り付けられてないか、ブレーキフルードにエアが噛んでいますので、走らないでください。

 

次にブレーキフルードの交換手順を紹介します。

車検の際に多くの整備工場で交換されていると思います、私は車検を自分で行うので交換も自分で行うので、タイヤを履き替えた時など、タイミングを見て交換しています。

4か所行いますが順番は、リザーバタンクから遠い順に行います。デリカの場合は右後ろ、左後ろ、右前、左前の順番で行いました。

ブリーダーホース取付

内径5mmの透明ホースと、細いインシュロック、8mmのフレアナットレンチを用意します。透明ホースとレンチはホームセンターで購入します、ぶっちゃけフレアナットレンチは普通のレンチでも代用できます。

ブリーダープラグにレンチを引っ掛け、ホースを挿入。ブリーダープラグからホースが外れないようにインシュロックで縛ります。オイルを受ける為、ホースの先はペットボトルに受けるようにします。転倒しない様に気を付けて下さい。

 

フルード補充

ボンネットを開けてリザーバタンクの油量を確認します。今から抜くのでMAXレベルまで補充しておきましょう、もし空になってエアーを噛んでしまうとブレーキが利かなくなります。

 

フルード入れ替え

まずブレーキペダルを3回踏みます、ペダルは「半踏み→半踏み→全ふみ~っという感じで踏みます。これで圧力が掛かった状態になっているので、レンチを半周弛めると古いフルードが出てきます。出てくる事が確認できたら再びペダルを3回踏みにいきます、さらに古いフルードが出てきます。ペダル踏み踏み作業をリザーバタンクの減りを確認しながら、新しいフルードが出てくるまで行います。

途中で作業を休んでしまうとホースのほうからエアーが逆流する事も考えられるので、透明ホースの中間を少し高くしておきました

入れ替えが終わったらレンチを閉めて、ホースを外します。この作業を残り3か所行います。終わったらブレーキペダルを踏んで反発力があるか確認します、最初は何回か踏まないと圧力が掛からない場合があります。

 

今回の作業時間は半日で、工賃分で2万円くらい節約できます。ブレーキパッドもブレーキフルード交換も簡単に作業ができますが、作業手順を間違えると制動不能になる恐れがあります。構造・手順を理解して行いましょう。

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