DIY

省エネ対策、内窓製作

このブログではサラリーマンが趣味や家の補修を行ったことを記録するブログです。DIYを通じながら勉強と実践を繰り返し、自分のやりたい事で豊かな生活を送る事が出来ればいいなと思っています。学びになる事や、皆様の生活にも少し役に立ったり参考になることがあれば幸いです。

近年電気代が高騰しており、10年前に比べて随分高くなりました。我が家は冬の電気代はオール電化で吹き抜けの天井、という事もありエアコンの稼働時間が多くなり、非常に高額になります。
使わない事が一番の効果があると分かっていますが、そういうわけにもいきません。そこで無理せず家の断熱性能を向上させようと思い、内窓を作って窓からの冷気を抑える事にしました。

家中全ての窓では無く、比較的小さめの窓の内側にポリカーボネートをはめて、寒くない様にしようと思います。
以前風呂の窓にもポリカーボネートで内窓を作って、効果を確認できている為、断熱性は向上するはずです。

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10~20年前の家だと、風呂に大きめの窓がついているので、風呂場だけでも内窓を付けると良いですよ。

下の写真は設置しようとしている小窓です。小窓の数は17ありますので相当な数です・・・

①寸法測定

まずは寸法測定をします。小窓は全て同じ大きさではなく、場所によりサイズ違いもあります。また、同じ窓でも壁の仕上げが壁紙か塗り壁かでも、微妙にサイズが違いました。取り付けるときに隙間テープで調整するので、どこでも収まるよう小さめにすることにしました。

②枠のサイズ決め

取り付ける所の奥行が30mmでキレイに収まりそうなので、枠の奥行は30mm。
横幅は強度を持たすため40mmとしました。

③材料購入

必要な材料を購入していきます。大きな物はネットで購入しました。

木材はラジアタパインの集成材を選びました。ホームセンターで節の無い材を選ぶと高額になりますし、節ありや反りがあると加工が難しくなると考え、チョイスしました。

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加工のしやすさ、強度のバランスの良い4㎜厚の中空ポリカを選択。

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④木材の切り出し

集成材が届きました。この集成材は4m程度の長さがあります、そのままの長さでは発送出来ないとの事なので、カットの長さを指定して発送してもらう事になります。
さらに集成材は大型荷物になるので、配送センターまで引き取りに行きました・・・ミニバン必須です。
写真の大きさの木材が2枚あります。

枠を作っていきます、丸鋸で、ひたすら縦にカットしていきます。長物なので丸鋸を使用する時の立ち位置が重要です、安定して丸鋸を持てる位置に立っていないと、斜めになります。
丸鋸定規を使用し40mm幅で切れるだけ切ります。木くずが舞うのでマスク・メガネは着用しましょう。

全て細切りに出来たら、内窓の枠の長さに切っておきます。

⑤溝彫り

40mmにカットした木材に、ポリカボードをはめ込む溝を彫っていきます。
ポリカは溝に5mm収めて固定しようと思うので、溝は余裕を持って6mmで仕上げました。こういう時にトリマーが大活躍です、きれいに溝を彫る事が出来ます。ただ連続使用すると、熱を持って木が焦げてきます、トリマーを休ませながら作業しました。

溝を彫り終えるのに、なかなか時間がかかりました。1時間があっという間に経ちます。
全て彫り終えた時の写真です、やり切った感がありました。

⑥枠の仮止め

コーススレッド(ビス)を使用し、枠の形にしていきます。
ポリカを取り付けるときに、一部解体するので軽めに留めていきます。

まずはビスを打つ位置をマークしていきます。

直角が出るようクランプで固定して、コーススレッドを打っていきます。
コーススレッドの頭が出ていると、邪魔になったり見栄えが悪いので、頭が隠れるよう少し大きな穴を開けておきます。割れ防止に下穴も忘れずに。

仮組みした枠を重ねてみました、徐々に組みあがっていく姿に、テンションが上がります。

⑦窓枠の加工

内窓を持った時に痛くないように、角に丸みを持たせます。
ここでもトリマーが活躍します。角を当てていくだけでキレイな曲がりを作ってくれます。

内側も同じように丸みをつけました。

⑧ポリカーボネートのカット

枠に入れていくポリカーボネートをカットします。
カッターナイフと直線定規を使用して切りました、一度では無く何回かに分けて切ると、キレイに切れます。カッターの刃は、こまめに新しい物にして、切れ味を維持しておくことがポイントです。

切ったら表と裏に、透明なフィルムが貼ってあります。枠に入れるとき挟まれれない様に、少し角をめくって、テープで止めておきます。

⑨ポリカーボネートのはめ込み

いよいよポリカーボネートを、はめ込んでいきます。
仮組みした枠の下の部分だけを解体し、溝を出してあげます。
するっと入ってくれるかなと思っていましたが、ポリカがたわんで入れにくかったです、少しづつ左右の溝を見ながら入れていきます。

⑩枠の本固定

解体した枠の下側を、コーススレッドで取り付けて、ポリカーボネートを閉じ込めていきます。
全ての辺のコーススレッドをしっかり増し締めしておきます。しっかり固定するとポリカもたわむ事なく、立派な内窓になりました。

⑪取手取り付け

取り付けるときや、取り外すときに扱いやすくするために、取手を取り付けます。
選んだのは樹脂製の丸棒タイプです。金属の方が見た目が良いですが、冷気を伝えてしまっては効果が弱くなると思い、選んでいます。
一つ一つでは金額は200円程ですが、全て取り付けると・・・まぁまぁな金額になります。

取付は、裏から下穴とビスの頭が隠れるよう、ビスの頭分8mmで穴を少し開けて取り付けています。

 

⑫隙間テープ貼り付け

完成した内窓は、周りより少し小さく作っているので、隙間があります。
きっちり取り付けるるため・冷気を防ぐためにも隙間テープを1周巻きます。隙間の誤差により10mmや5mmのテープを使い分けて取り付けています。

取手と同様、数が多いと馬鹿に出来ない金額になります。

⑬窓枠へ設置

完成した木製の内窓を、窓枠に取り付けていきます。
取手を持って、隙間テープを上下左右に潰しながら取り付けます。上の2つの角をまず入れて、左右に振りながら入れると、テープがめくれる事なく取り付け出来ました。取り外しも左右に振りながら外さないといけないので、取付強度は十分です。

採光性も良く、すりガラスみたいな感じで、良い感じです。
きっちり作る事で壁紙との高さの違いも無く、部屋となじんでいます。取手の高さも低いので、カーテンやブラインドの浮きもありません。

オフシーズンは、取手を外して冬眠させてます。

 

作成まで時間がかかりましたが、良いアイテムを作る事が出来ました。
肝心の効果はといいますと、暖房をつけていないときの室温の下がり方が違います。特に朝起きた時の寒さが軽減されています。
2m級の大きな窓には取り付けの予定はありませんが、ビニールカーテンなんかで対策して効果を向上させていきたいと思います。

木製の内窓はDIYで慣れていないと、ハードルが高いかもしれません。これを機会に挑戦するのも良いですし、樹脂製のレールを使うと簡単に取り付け出来ます。寒さ対策として窓はやって効果の高い場所です、いろんなやり方があると思うので自分なりの対策を行ってみてください。

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